SIPS(Sympathy, Interest, Participation, Share & Spread)は、電通が提唱したソーシャルメディア時代のコミュニケーションモデルです。従来のAIDMA(Attention, Interest, Desire, Memory, Action)モデルを発展させ、共感から始まり、興味、参加、共有・拡散という流れでユーザーの行動を捉えます。
SIPSのポイント
SIPSの重要なポイントは以下の通りです。まず、ソーシャルメディアの特性を反映し、ユーザー間のコミュニケーションを重視しています。また、「共感」を起点とすることで、より深い顧客エンゲージメントの構築を目指します。さらに、ユーザーの主体的な「参加」や「共有・拡散」を促すことで、ブランドメッセージの自然な拡散を図ります。ただし、共感を得るためのコンテンツ作りには高度なスキルが必要で、安易な適用は逆効果になる可能性があります。また、業種や商材によっては、従来のモデルの方が適している場合もあるため、柔軟な適用が求められます。