ノーリファラ(No Referrer)は、Webサイトにアクセスする際に、参照元(リファラ)の情報を送信しない状態を指します。通常、ユーザーがリンクをクリックしてWebサイトにアクセスする際、ブラウザは前のページのURL(リファラ)を送信しますが、ノーリファラの場合はこの情報が送られません。これは、プライバシー保護やセキュリティ上の理由で使用されることがあります。
ノーリファラのポイント
ノーリファラの重要なポイントは、その利用目的と影響です。プライバシー保護の観点から、ユーザーの行動履歴を追跡されたくない場合に使用されます。また、セキュリティ上の理由で、機密情報を含むURLが外部に漏れることを防ぐ目的でも利用されます。一方で、Webサイト運営者にとっては、アクセス解析の精度が低下する可能性があります。トラフィックの発生源が不明になるため、マーケティング施策の効果測定が難しくなる場合があります。ノーリファラの設定は、ブラウザの設定や特定のプラグインの使用、HTMLのlink要素やmeta要素の指定などで実現できます。Webサイト運営者は、ノーリファラのアクセスも考慮したアクセス解析や施策立案が求められます。