均等割付は、主に証券の発行や配分において用いられる方法で、応募者に対して平等に証券を配分する手法です。例えば、新規株式公開(IPO)の際に、応募者全員に同じ数の株式を割り当てる場合などに用いられます。
主な特徴として、公平性が高く、特定の投資家や機関に偏らない配分が可能な点が挙げられます。また、プロセスが比較的シンプルで透明性が高いため、市場参加者の信頼を得やすいです。
一方で、大口投資家と小口投資家が同等に扱われるため、大口投資家の需要を十分に満たせない可能性があります。また、応募者数が多い場合、一人当たりの割当数が極めて少なくなる可能性もあります。市場の状況や発行体のニーズに応じて、他の配分方法と組み合わせて使用されることも多いです。